生産者は農薬を購入し
コーヒー栽培をしていました。

有名銘柄のキリマンジャロは有機認定が無くても、
よく売れてしまうという実態がありました。

キリマンジャロ山麓の生産者は自宅周辺の
サッカーグラウンド１面分に満たない土地で
収入源であるコーヒーと共に自家消費用の
バナナや芋など様々な作物を栽培ていました。

農薬の使用＝病気！？

生産者と輸入業者が産地の課題を話し合うなかで
多くの生産者が皮膚がん、咽頭がん、乳がんなどを
発症する報告がなされました。

狭い土地のなかで農薬を使用した労働環境が
健康に悪影響を及ぼしている可能性を
すべて否定することはできませんでした。

そこで有機栽培の魅力が注目されました。

有機栽培をすることで…、

・安全・安心のおいしいコーヒーを提供できる。
・生産者への健康被害を減らすことができる。
・環境に負担のない持続可能な農業が実現する。
・産地の子孫に肥沃な大地が継承できる。

話し合いを重ねた結果、
いくつかの生産組合が有機栽培への
転換を開始しました。

そうして、はじめての有機栽培認証の
「オーガニックキリマンジャロ」の
入荷が実現しました。

キリマンジャロといえば
多くの方が強い酸味を想像すると思います。

当店ではその酸味を活かしながら
洗練されたクリーンな味わいを目指し、
焙煎で味を調整しています。

酸味が出すぎない、きれいで
やさしいコーヒーの香りを
体感いただけると思います。